第3部の主人公。第2部の主人公であるジョセフ・ジョースターの孫で、父は日本人ジャズミュージシャン・空条貞夫、母はジョセフ・ジョースターとスージーQ夫妻の一人娘ホリィ。そのため承太郎はイギリス・イタリア・日本人のクォーター。第3部時点では日本の学校に通う高校生で、学帽と学ランがトレードマークだった。
空条Q太郎
空条承太郎がエンヤ婆が主人に扮していた宿屋で宿帳に書いた偽名。エンヤ婆をスタンド使いの追っ手ではないかと疑っていた本名を明かさず、宿帳に偽名を書き、仲間にも自分の本名を呼ばないよう呼びかけていた。その後うっかり承太郎の本名を口にしてしまったエンヤ婆はごまかしもきかず、追手ということがバレてしまった。
魔術師の赤(マジシャンズレッド)
タロット大アルカナ1番目のカード「魔術師」に暗示されるスタンド。鉄をも溶かす炎を自在に操る能力で、単純な格闘能力にも優れる。必殺技はアンク型の炎を発射する「クロスファイヤーハリケーン」。鳥の頭部を持った人型の像を持つ。
モハメド・アヴドゥル
ジョセフが第3部本編の3年前に知り合ったスタンド使いの友人。承太郎の元を訪れる際に連れてきており、悪霊を研究するために閉じこもっていた承太郎を牢屋から引っ張り出した。褐色で体格の良い大男で、首からは数珠のようなものを下げ、髪は何本もの短い柱のような形にまとめている。
無駄無駄ラッシュ
『ジョジョの奇妙な冒険』における代表的なラッシュ攻撃の1つ。オラオララッシュ同様スタンドによる拳撃を繰り返しながら「無駄無駄無駄…」と叫ぶ。最初に使用したのは第3部のラスボス、DIOであり、第5部で登場するDIOの息子ジョルノ・ジョバァーナにも受け継がれている。
オラオララッシュ
『ジョジョの奇妙な冒険』における最初にして最も代表的なラッシュ攻撃。スタンドによる拳撃を繰り返しながら「オラオラオラ…」と叫ぶためこう呼ばれる。最初に使用したのは第3部の主人公、空条承太郎であり、このラッシュ時の掛け声は娘の空条徐倫にも受け継がれている。
世界(ザ・ワールド)
タロット大アルカナ21番目のカード「世界」に暗示されるスタンド。承太郎のスタープラチナ同様高いパワーとスピードを持つ近距離パワー型のスタンドで、さらに「時を止める」能力を持つ。像は人型でアゴにはハートマークのパーツがあり、頭から鼻にかけて三角形のマスクを被っているようなデザイン。
法皇の緑(ハイエロファントグリーン)
タロット大アルカナ5番目のカード「教皇」に暗示されるスタンド。能力は体を紐状(帯状)に分解する事ができることと宝石型のエネルギー弾を発射する必殺技「エメラルドスプラッシュ」。網目模様のある緑色のロボットのような像を持ち、承太郎には「光ったメロン」と形容された。
花京院典明(かきょういん のりあき)
承太郎の通っている高校に転校してきたスタンド使い。承太郎と出会う3ヶ月前、家族と共にエジプト・ナイルを旅行中にDIOに出会い、その際に肉の芽を植え付けられて承太郎への刺客となった。端正な顔立ちをしており、女性にはけっこうモテるが、少なくとも同級生たちには承太郎の方が人気があった。
銀の戦車(シルバーチャリオッツ)
「侵略と勝利」を意味するタロット・大アルカナ7番目のカード「戦車」に暗示されるスタンド。全身を甲冑に包まれ手にはレイピアを携えた人型のスタンド。デフォルトで鎧と武器を所持している珍しいスタンドで、本体のスピードはもちろんおよそ10年に渡り訓練されたその剣さばきは絶妙。