相手を殴ると同時に拳から波紋エネルギーを流し込む技。相手の体に直接波紋エネルギーを流し込む関係上最も波紋力が高く、直撃すれば石仮面で生まれた吸血鬼やその手下のゾンビは太陽の光を浴びた時のように灰になって消滅する。
青緑波紋疾走(ターコイズブルーオーバードライブ)
水中のための波紋疾走。ツェペリがジョナサンに波紋を伝えた際など、それまでも波紋が水を伝わる描写はあったが、この技の登場と同時に波紋の攻撃力が液体を伝わることが明確にされた。
緋色の波紋疾走(スカーレットオーバードライブ)
炎の波紋。ジョナサンが左手に絡められたブラフォードの髪の毛を焼ききるために作中1度だけ使用した。これを皮切りに色をモチーフとした複数の波紋技が登場しており、作者が波紋攻撃にバリエーションをもたせようと試行したことが伺える。
77の輝輪(リング)
中世時代、騎士を修練する町だったウインドナイツ・ロットで行われていた屈強男(タフ・ガイ)の血も凍る地獄の訓練法。ここの歴史でこの訓練法をやり遂げたものは歴代5人しかいない。
チェーン首輪(ネック)デスマッチ
ウインドナイツ・ロットの中世騎士殺人修練場のひとつ、双首竜の間で行われていた修練。タルカスいわく48人を葬った、自身の最も得意とする「競技」。
銀色の波紋疾走(メタルシルバーオーバードライブ)
金属へ伝える波紋疾走(オーバードライブ)。ジョナサンがブラフォードとの戦いの際に使用した。作中ではこの1度のみの登場となっており、またこの前後に同様の技が複数見られることから、この当時は作者がまだ波紋による戦闘描写を模索中だったのではないかと考えられる。
生命磁気への波紋疾走(オーバードライブ)
人間の体が帯びている僅かな生命磁気を波紋でパワーアップし、それを木の葉に流し込むことで大量の葉っぱを生命磁石としてくっつけ、ハングライダーのようにした。本編では1度しか使われなかったが、その性質上これ以外にも様々な応用法があると考えられる。
深仙脈疾走(ディーパスオーバードライブ)
自らの全生命力を仲間に分け与えるウィル・A・ツェペリ究極の奥義。力を与えられたジョナサンは首の骨折が治癒し、吸血鬼化したタルカスでさえてこずる鋼鉄の首輪を引きちぎり、それまで苦戦していたタルカスを圧倒した。その強さはほとばしるほど!
気化冷凍法(きかれいとうほう)
吸血鬼化したディオ・ブランドーが編み出した技。敵に触れられた自分の肉体の水分を気化させることことで一気に冷却し、触れている相手の肉体を瞬時に凍らせる。
吸血鬼は自分の肉体を自在に操ることができるため、自分の肉体の水分を瞬時に気化させることができる。水分は気化する時、同時に周囲から熱を吸収する(気化熱)ため、水分を気化させたディオの肉体に触れている部分は急激に冷やされ凍りつく、という理屈。
波紋法
ウィル・A・ツェペリがジョナサンに伝えた吸血鬼への作中唯一の対抗手段。そのツェペリもまたチベットで老師トンペティからこの技術を学んでおり、その技術の原点は明らかにされていない。なお、2000年前にはすでに「波紋の一族」がいたようだが、柱の男たちに全滅させられている。