第3部で初登場した能力。第2部までは「波紋」とそれを弱点とする生物のバトルだったが、第3部以降はこの「スタンド(幽波紋)」を使ったバトルとなる。「スタンド」とは「パワーを持った像」であり、その能力は持ち主によって様々。多くは持ち主の意志で操り、他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在である。
肉の芽
吸血鬼となったDIOの細胞。これを額に植え付けられた人間はDIOの忠実な部下と化す。第3部のメインキャラクターである花京院典明やジャン=ピエール・ポルナレフも元々はこの肉の芽によってDIOに操られていた。DIOの細胞であるため波紋を流すか太陽の光を浴びることで消滅する。
ウィルソン・フィリップス上院議員
DIOがジョセフ達を追うために目をつけた自動車に乗っていた、エジプト滞在中のアメリカ合衆国上院議員。いきなり他人の車に乗り込むというDIOの暴挙に対し紳士的に諭したが、前歯を折られ、運転席に移動して車を運転するよう命令されるとたまらず激怒した。
ジョセフ・ジョースター
第2部の主人公。第1部の主人公であるジョナサン・ジョースターの孫で、容姿はジョナサンによく似ているものの、模範的紳士だったジョナサンとは正反対でおちゃらけた軽い性格。それ故か戦闘スタイルも真正面からぶつかるのではなく、相手の裏をかいたトリッキーな戦い方を得意とする。
シーザー・アントニオ・ツェペリ
メキシコドイツ軍基地でのサンタナとの戦いの後、シュトロハイムの遺言に従いジョセフとスピードワゴンが会いに行った波紋使い。第1部に登場したウィル・A・ツェペリの孫で、キザでとっつきにくいが一族や友人を大切に思い、そのことに誇りを持っている、イタリア人らしい性格の男。
リサリサ
ヴェネチアの近く、エア・サプレーナ島に住むシーザーの波紋の師。シーザーの紹介でジョセフの波紋の師匠にもなった。20代後半のような若々しい外見をしているが実年齢はなんと50歳。これは波紋の習得により老化が遅くなっているためである。
ロギンズ
メッシーナとともにリサリサに仕える召使い。ヒゲがない方。波紋の師範代であり、ジョセフに直接波紋の修行をつけたが、最終試練の場でジョセフを待っていたところエシディシの一撃を受けて殺害された。その後左腕はエシディシに再利用され、遺体はエシディシの沸騰血によって破裂させられた。
メッシーナ
リサリサに仕える召使いの1人。長いヒゲが特徴。波紋の師範代であり、シーザーに直接波紋の修行をつけた。波紋の最終試練ではシーザーのシャボンランチャーを受けて右腕のうぶ毛が全て抜けてしまい、その力を認めて合格とした。
カーズ
柱の男達のリーダー。柱の男達の中で最も高い知能を持つとされ、第一部・第二部に共通して登場する「石仮面」を作った張本人。向上心と支配欲が強く、弱点である太陽を克服し究極の生命体となるためにエイジャの赤石を追い求めている。
エシディシ
柱の男の1人。ダイナマイトを腹の中で爆発させても平気なほど強靭な肉体を持つ。普段は落ち着いているが直情的な性格で頭に血が上ると激昂してトチ狂いそうになる。しかし本人もそれを理解しており、激昂する前に泣きわめいて頭を冷静にすることで感情をコントロールしている。