カーズ |

柱の男達のリーダー。柱の男達の中で最も高い知能を持つとされ、第一部・第二部に共通して登場する「石仮面」を作った張本人。向上心と支配欲が強く、弱点である太陽を克服し究極の生命体となるためにエイジャの赤石を追い求めている。

およそ12,000年前、その思想と石仮面の力を危険視した同族から命を狙われ、返り討ちにする形で一族を皆殺しにした。その後、エシディシと赤ん坊であったため事実を知らない2人（ワムウとサンタナ）を連れて旅に出た。

戦士としてのワムウの姿を讃え、その純粋さに心を傷めたり、赤石のためにエシディシが死を賭してくれたことに言及するなど仲間意識は厚く、自動車から子犬を助けたり、崖から落下した際に谷底にあった花を踏むことを避けたりと小さな命も大切にする。

かと思えばワムウの意志を汚したくないと念を押した受けたリサリサとの1対1の決闘でだまし討ちをし、どんな手を使おうが最終的に勝てばよいと口にするなど行動が一致しない点が見られる。また、究極生命体になったあとは自らの手を変身させたリスで別のリスを食い殺させたりもしている。

最終的には赤石を手に入れ究極生命体となり、戦闘機に乗ったジョセフによってイタリアのヴォルガノ火山に突き落とされるも脱出。ジョセフに「波紋」で止めを刺そうとしたところ、彼が無意識に掲げた赤石によって波紋エネルギーが増幅されて火山に直撃し、さらなる噴火によって宇宙空間へ放り出された。

そして地球に帰れず、不老不死ゆえに死ぬこともできないカーズはやがて考えるのをやめた。

能力チャート

頭脳派ではあるが、30mmの鉄板を貫通できる重機関砲の連射を受け、落差175mの谷底へ落ちても平然としているなど、さすがは柱の男である。

正々堂々とした勝負は1度もなく、シュトロハイム隊に奇襲をかけたり、リサリサを騙し討ちしたり、ジョセフにリサリサを支えさせた状態で戦うなど常に有利な状態で戦っている。単純に強いタイプよりも遥かに厄介である。

少なくともエシディシやワムウからは慕われていた様子。最終局面で本性をさらけ出すまでは紳士的な行動も少なくなかったことからも、特別の必要がなければ好感できる人物で居続けていたのだろう。

「何者をも支配したい」「あらゆる恐怖をなくしたい」という野心のもと、仲間を率いて目的のために動き続けることができる人物だった。

人類よりも遥かに高い知能を持つ柱の男達の中でも極めて知能が高く、天才とされる。究極生命体となった時点でのIQは400。

光の流法（モード）。腕や脚から光り輝く刃を生やす能力だが、この刃の表面がチェーンソーのように高速回転しているため光輝いて見える。その切れ味は絶大で、作中で切断できなかったものはない。