吸血鬼となったDIOの細胞。これを額に植え付けられた人間はDIOの忠実な部下と化す。第3部のメインキャラクターである花京院典明やジャン=ピエール・ポルナレフも元々はこの肉の芽によってDIOに操られていた。DIOの細胞であるため波紋を流すか太陽の光を浴びることで消滅する。
肉の芽を埋め込まれた人間は数年で脳を食いつくされ、やがて死に至る。
第4部ではかつてDIOに肉の芽を埋め込まれた人物(虹村兄弟の父)が登場し、DIOが死ぬと肉の芽が暴走し、埋め込まれていた人間は知性の低い不死身の怪物と化してしまうこと。そして肉の芽を埋め込まれた者はDIOの死を知覚することが明らかになった。
無理に引き抜くと肉の芽が動いて脳を傷つけてしまう恐れがあり、さらに引き抜こうとする者に触手を伸ばしてその者の脳に侵入しようとするため、引き抜くには素早く正確な動作と肉の芽の攻撃を受けても冷静さを保ち続ける精神力が必要となる。
承太郎とスタープラチナはこれらの条件を満たしており、かつ危険を冒してでも他人を助けようという精神の持ち主であったことから、登場当初は肉の芽に操られていた花京院はポルナレフから肉の芽を抜き取ってもらえ、DIOの支配から解放された。