法皇の緑(ハイエロファントグリーン)

法皇の緑(ハイエロファントグリーン)

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦

タロット大アルカナ5番目のカード「教皇」に暗示されるスタンド。能力は体を紐状(帯状)に分解する事ができることと宝石型のエネルギー弾を発射する必殺技「エメラルドスプラッシュ」。網目模様のある緑色のロボットのような像を持ち、承太郎には「光ったメロン」と形容された。

体をほどくように紐状に分解し、人体に入り込んで操ったり、網目状に張り巡らせてセンサーのように使うこともできる。伸ばした体で触れたものを調べることもでき、恋人(ラバーズ)の多数の偽物の中から本物を見つけ出したこともあった。また、体を伸ばして結果以上に張り巡らせ、触れると「エメラルドスプラッシュ」発射する結界を作ることも可能。

単純なパワーこそ弱いものの上記の能力を活かした変則的な戦いを得意とし、その強みは障害物や死角の多い場所など伸ばした部分を相手から隠せる場所での戦いにある。一方砂漠や平野といった視界の良い場所では特性を活かしにくく、近距離での肉弾戦にも弱い。

スタンドデータ

  • 破壊力 C
  • 最大の破壊力を持つ技は「エメラルドスプラッシュ」だが、正面から撃ってもスタープラチナのようなパワーとスピードを持つ相手には弾き返されてしまう。DIOには指一本で跳ね返されてしまった。

  • スピード B
  • 見た目に反してスピードは速く、いつの間にか体を紐状に分解して伸ばしていることが少なくなかった。

  • 射程距離 A
  • 紐状にして体を伸ばすことでかなり遠くまで伸びることができ、太陽(サン)との戦いでは本体から100mほど遠くまで離れることができていた。

  • 持続力 B
  • 灰の塔(タワーオブグレー)との戦いでは断続的にエメラルドスピラッシュを撃ちながら体の一部を伸ばして結界を作り、相手のその中に追い込むという持久戦法を見せた。

  • 精密動作性 C
  • 細長くなれるため精密な動きは得意そうだがそうでもないらしい。特にエメラルドスプラッシュは狙いすまして撃つのではなく、広い攻撃範囲で敵に命中させるタイプの技だ。

  • 成長性 D
  • 生まれつきスタンドを使えたためか、本体が高校生と若いにも関わらずあまり成長余地はない。

エメラルドスプラッシュ

両手のひらから宝石型のエネルギー弾を発射する技。発射の際手のひらから緑色の液体が溢れ出す。正面から近距離パワー型を倒すほどの威力はないが、相手を翻弄して隙を作り、そこに叩き込めば致命傷を与えることも十分に可能。

紐状の結界から発射することも可能であり、必ずしも手のひらから発射する必要はないらしい。

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