カーズたちが究極の生物になるため探し求めていたルビーのような赤い石。自然界にもめったにない美しい宝石で、光を当てるとその光は結晶内で何億回反射を繰り返し、増幅されて一点から放射される。
太陽を克服して究極の生物になるために「石仮面」を制作したカーズだったが、通常の石仮面では不死身の肉体を持つカーズたち柱の男の脳を「押す」にはパワーが足りなかった。
そこで利用しようと考えたのが光のエネルギーを増幅して放射するエイジャの赤石。不純物の多い粗悪な石でさえランプの炎の光を受けただけでエシディシの掌を貫通するほどの威力を発揮する。
スーパーエイジャ
赤石の中でも極めて大きくしかも一転の曇りもない「スーパーエイジャ」はかつてローマ皇帝が持つと言われており、2000年前、カーズはそれを手に入れるためにワムウとエシディシを連れて大西洋を渡りヨーロッパに現れた。
スーパーエイジャは波紋の戦士たちにより代々受け継がれて作中時点ではリサリサがペンダントに埋め込んで所持していた。ジョセフはカーズたちが必要としている赤石を破壊してしまうことも提案したが、これが無ければ「柱の男」を倒せないという言い伝えが残されていたため破壊するわけにはいかなかった。
最終的にジョセフの生き抜こうとする本能によって偶然にもその謎は解かれ、「波紋増幅器」としての機能を持つことが判明。ジョセフの何百倍にも相当するカーズの波紋が増幅されて火山に直撃し、噴火を引き起こした。
それにしても、作中ではリサリサが説明のために太陽の光を増幅して放射しており、太陽と同じ波形のエネルギーである「波紋」を増幅できることに気付けなかったのは意外である。