リサリサの住むエア・サプレーナ島でジョジョとシーザーが最初に課せられた試練。挑戦者は高さ24m最大円周7m20cmの巨大な大理石の円柱を己の肉体と波紋のみで頂上まで登らなくてはならない。しかもつるつるに磨き上げられた柱の頂上からは油がとめどなく流れ出しており滑る。
この柱に登るためには「ひっつく波紋」を指先に一点集中させて強力に流し続けなければならず、波紋の一点集中とそれを持続する力が試される。リサリサから波紋を学んでいたシーザーですらこの試練に臨むのは初めてで、かつて多くの修行者が死んでいったという。
波紋以外の方法で登ることは柱への冒涜とされ、この地獄昇柱(ヘルクライム・ピラー)は波紋だけを好み、波紋以外ははね返すッ!(リサリサが物理的にはね返すッ!)
それなりに波紋を収めているシーザーですらこの柱にひっついた状態では指を1センチ動かすだけで相当の疲労となり、一度でもこの柱から落ちればもう二度と登る体力は残らない。
さらにたちが悪いのはこの柱は上へ行くほどオーバーハングしており、登りづらくなっている。また、所々罠が仕掛けられているらしく、ジョセフが指を引っ掛けて休もうとした柱の割れ目には上方で油が高圧で噴き出すスイッチが仕掛けられていた。
このスイッチを押してしまったことでジョセフとシーザーはただ柱を登るだけでなく、高圧カッターのように吹き出る油の膜を攻略しなくてはならなくなり、さらに窮地に陥ることになった。