レロレロとはジョジョの奇妙な冒険第3部「スターダストクルセイダース」に登場する花京院典明、および彼に扮したラバーソールが行った独特なチェリーの食べ方である。チェリーを「レロレロレロレロ」言いながら舌の上で転がしながら味わって食べる。
ラバーソール
作中最初にこの食べ方をしたのは花京院に扮したラバーソール。承太郎とアン(家出少女)と共にインドに向かうバスか列車の切符を買いに向かっていたが、いつもの花京院とは異なり口が悪く、スリにバックブリーカーを決め、承太郎を突き落とす(本人曰く冗談)など、その異常な様子から承太郎は花京院が「何かに取り憑かれている」のではないかと疑っていた。
さらに読者目線では花京院がカブトムシを食べたところをアンが目撃していたり、そもそもジョセフのハーミットパープルによる念聴によって「花京院が裏切り者である」ことが描写されており、花京院が何かしら普通じゃない状態にあるのは明らかだった。
さらに追い打ちをかけるかのように花京院は承太郎に「そのチェリー食わないならくれよ」と言い、レロレロし始めたのである。しかも目が完全にイッてしまっている。さすがの異常事態に承太郎は花京院をぶん殴り、彼が花京院に扮したスタンド使いの追手であったことがわかるのであった。
花京院
一見、花京院が偽物であることを見破る決定打となったかに見えたレロレロだったが、後日インドへ向かう列車の中で実は本物の花京院もチェリーが大好物であり、しかもレロレロして食べることが判明。
承太郎はそこで初めてそのことを知ったが、その下品な食べ方、そして万一花京院のこのクセを事前に知っていたら花京院への疑惑が確信になり損ねたかもしれない、という思いもあったのか、苦虫を噛み潰したような顔で「やれやれ…」と言うのであった。
実際は難しいレロレロ
やってみてもらえばわかるが、早口でレロレロ言うこと自体相当難しい。ましてやその状態でチェリーを転がしながら味わう余裕など絶対にない。
アニメではどうなることか(不可能じゃないか)と思ったが、さすがはプロの声優さん。見事に演じきってくれました。(1日1回はレロレロを言うなど相当練習したらしいです)