シーザーの父親であり、ウィル・A・ツェペリの息子。ナポリの家具職人でイタリア人らしい家族を大切にする男だったが、シーザーが10歳の時、家族も家も捨てて失踪してしまう。後にそれは柱の男たちという恐ろしい存在に息子たちを巻き込みたくなかったためだとシーザーは知ることになった。
実は父の遺志を継いで波紋の修行に生涯をかけており、ナチスに先駆けてローマの地下遺跡で柱の男たちを発見していた。失踪後、柱の男たちを倒す方法を知るため世界中を旅していたのだ。
そのことを知らないシーザーは「父は家族を捨てた」と思っており、大人になったある日、ローマでマリオを見かけると殺害するつもりで後をつけ、コロッセオの地下にある遺跡へ入っていった。
マリオはそこで眠る柱の男たちの罠にかかったシーザーを助けるため死亡。この時マリオはシーザーを自分の息子だと気づかなかったが、見ず知らずの青年を体を張って助けたマリオの行動と、その後リサリサに告げられた真実はシーザーを大きく成長させ、マリオの意志とは裏腹に波紋の道へ踏み込ませることとなった。
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
戦闘描写はないが、波紋の修行に生涯をかけていたため常人の比ではないだろう。
同上。未知数だが戦闘の心得は十分にあるだろう。
素晴らしい人格者だったが周囲を巻き込まないために自ら孤立したため、真実を知る一部の人間を除けば家族や職を捨てて突如失踪した人物というレッテルを貼られていると考えられる。もっとも、元の性格が良いため失踪には何かワケがあると考えた人間もいるだろう。
作中ではシーザー視点での家族との関わりしか描かれていないが、きっと周囲からも頼られていたに違いない。
柱の男の存在を知り、その罠まで知っていたにも関わらず、死亡時点でまだその情報はリサリサに伝わってすらいなかった。本来であれば迅速に連絡して助けを求め、罠の周囲を波紋の戦士たちが交代で見張るくらいの体制は確立しておくべきだっただろう。