エジプト行きの飛行機内でジョースター一行を襲ったスタンド使いの老人。アヴドゥルいわく飛行機事故、列車事故、ビル火災などの事故に見せかけて大量殺戮をするスタンド使いとして知られており、DIOには肉の芽で操られているわけではなく、金で雇われた。名前の由来は、アメリカのアーティスト「グレン・フライ」。
残忍な性格で、ジョースター一行を挑発するために何人もの他の乗客の舌を引きちぎって殺害し、その血で機内の壁に「Massacre!(マサクゥル → 皆殺し)」の文字を綴った。
木を隠すなら森、と言わんばかりに大量の人間が密集している飛行機内でスタンド攻撃を仕掛けることによって本体は特定されなかったが、花京院のハイエロファントグリーンによってスタンドをバラバラにされ、ダメージのフィードバックによって死亡した。
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
戦闘などできそうもない老人だが、花京院が(無関係の乗客と思って)気絶させるつもりで打ったの当身を受けながらもスタンドのコントロールを失わなかった。
もともとスタンドを使って悪事を働いていただけあり、スタンドの扱いにも慣れており、本体が特定されにくい状況で戦うことで本体の身体能力の低さと人数面での不利もカバーしていた。
特に仲間も居らず、旅行者を事故に見せかけて殺し金品を巻き上げるといった悪事を働いていた点からも社会性は乏しかっただろう。
アヴドゥルの話を聞く限り単独で犯罪行為を繰り返しており、人を従えたり信用することもなければ憧れを受けるようなタイプでもない。
その襲撃は巧妙で、戦場を飛行機内に設定することで飛行機の壁に穴を空けてしまう危険があるため一部のスタンドを封じることができ、また本体を特定される危険もほとんどない。
スタンド 灰の塔(タワーオブグレー)
クワガタムシの像を持つスタンド。スピードと正確さを売りにするスタープラチナのラッシュをもかわしきる驚異的なスピードと回避能力を誇る。
口内には「塔針(タワーニードル)」という小型の触手のような器官を持っており、自在に伸び縮みするこの器官を使って人の舌を引きちぎる。