ズィー・ズィー(Z.Z)

ズィー・ズィー(Z.Z)

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦

勝ったッ! 第3部完!

インドとパキスタンの国境近くでジョースター一行を襲ったスタンド使い。自らのスタンドである車に乗り、追い詰められるまで姿を見せなかったが、車から覗かせていた逞しい腕とは正反対に腕以外の部分は非常に貧弱なアンバランスな体型の男だった。DIOには金で雇われていたという。

ボロ車を装ってジョースター一行の車に近づきトラックと正面衝突させようとしたが、承太郎がスタープラチナのパワーでトラックを殴り飛ばして難を逃れたため、その後ジョースター一行が立ち寄った茶屋で再び姿(車)を現し、おびき出してスタンドによる直接攻撃に出た。

車の窓から逞しい腕を見せながら散々煽ってきたが車外に叩き出されるとたちまち弱気になり命乞いをした。その後は鎖で岩に仰向けに縛り付けられたうえにパスポートを奪われ、「修行僧であり、荒行中なので邪魔しないでください」と書かれた看板と共に岩山地帯に置き去りにされた。

能力チャート

  • 身体能力
  • 腕だけは逞しい見事なものだったがそれ以外は華奢で貧弱。車外に出た時点で戦意を喪失していたことからも肉体には自信がなかったのだろう。

  • 戦闘技術
  • 人数は1対5だが車同士の戦いであれば実質的に1対1に持ち込めるうえ、自分はスタンドの車なので変形自在で馬力も上と有利な条件で攻撃してきた。荒っぽくはあるがスタンドの特性を活かした普通では考えられない運転も見事だった。

  • 人望
  • 有利な時は威勢が良いがひとたび不利になれば早々に諦め命乞いに走った、なんとも情けない男である。逃げようとした際に腰が抜けてしまってまともに走れなかったのも情けない限りである。

  • カリスマ性
  • 敗北後の情けない姿は承太郎本人のみならず、普通の少女であるアンにまで爆笑される始末だった。

  • 頭脳
  • 自分のスタンドの特性を活かした戦法でジョースター一行を苦戦させた点は見事だったが、承太郎を倒したと確信した際、敵がまだ3人も残っているにもかかわらず勝利を確信し油断しきっていた。戦い方もわりとゴリ押しで頭脳プレイといえるのは最初にトラックを利用した点だけだった。

スタンド 運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)

変形自在の車のスタンド。力(ストレングス)の車版ともいうべき能力で、小さなボロ車と同化して力を発揮し、車の操縦自体は本体が行う。

単純な突進攻撃だけでなくガソリンを弾丸のように飛ばしたり、電気系統を引きちぎってスパークさせるなどの攻撃も可能。

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