ネーナ

ネーナ

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦

ホル・ホースの恋人として登場した貴族のお嬢様。追い詰められたホル・ホースを逃がすためポルナレフに飛びついて隙を作り、傷の手当をしてくれたジョセフの腕にスタンドを取り付けた。非常に美しい容姿をしていたが、これはスタンド能力によって作り出した肉人形を纏って化けていただけであり、本体はそのスタンド能力同様醜悪な外見をしていた。

登場当初からスタンド使いでありホル・ホースごと欺いていたのか、それともジョセフを襲う際ネーナになりすまして現れたのかは作中では語られておらず、ネーナという名前も貴族のお嬢様の名前を借りたのか、本名だったのかも不明。

ホル・ホースの恋人と同一人物かどうかという点に関して個人的な考察をすると、彼女はジョースター一行の命を狙ってエンヤ婆が差し向けた刺客の1人であり、ホル・ホースの恋人にならずともジョースター一行に接近する口実はいくらでも作れるため、わざわざホル・ホースと恋人関係になるメリットはない。

しかしホル・ホースをかばうことで少なからず自身にも危険が及ぶ(実際ケガはしている、肉人形部分かも知れないが)にも関わらず、ホル・ホースを逃しつつスタンドを取り付けるという策に出たことを考えれば、ホル・ホースの恋人になっていたのは本心で、それは暗殺のためではなく個人的感情からだったとも考えられる。(醜女が美人になりすませるスタンド能力を恋愛に利用することは十分に考えられる)

能力チャート

  • 身体能力
  • 正体は醜く太ったオバサンであり、格闘や運動に長けていたとは思えない。

  • 戦闘技術
  • 戦闘はほぼスタンドに任せきりだったが、ジョセフに怪しまれずにスタンドを取り付け、仲間との合流を阻止したことは評価できる。

  • 人望
  • 遠隔操作型のスタンドで本体の人間性は一切描かれていないが、貴族のお嬢様として振る舞うことはできており、スタンド能力を利用すれば低能な男性を虜にすることは可能だったろう。

  • カリスマ性
  • 魅力的な容姿に化けることは可能だったがそれを利用して周囲の人間を従えようとはしなかった。状況を利用し、自身は隠れ潜んで姑息に目的を達するという、外見同様の醜い人物だった。

  • 頭脳
  • スタンドを取り付けたのは見事だったが、スタンドの能力以外にこれといった工夫は見られず、取り付けさえすれば勝てるという浅はかな考えであったことが伺える。

スタンド 女帝(エンプレス)

本体の血液を付着させることで人面瘡となって相手に取り付くスタンド。本体に肉を纏わせて外見を偽装することも可能。

取り付いた後はリンゴやキャベツなどの食べ物を摂取することで成長し、大きく強くなっていく。取り付いた人間の肉と同化しているためスタンド使いでないものにも姿を見ることができ、声を聞かせることもできる。

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