香港で旅行者を装ってジョースター一行に近づき、戦いを仕掛けたスタンド使い。花京院同様DIOに肉の芽を埋め込まれて操られており、タイガーバームガーデンでアヴドゥルに敗れたあと承太郎に肉の芽を抜き取られ、移行の仲間に加わった。年齢は24歳。フランス人。
3年前に妹を殺した両右手の男を追っており、一行と出会う1年前にDIOと出会い、その男を探し出すことと引き換えに一行の殺害を命じられた。スタンドは子供の頃から使うことができたらしく、およそ10年にわたって鍛え上げられた実力は高い。
性格は単純で明るく一行のムードメーカー的な存在であり、同時にトラブルメーカーでもあるコメディ担当だが、騎士としての誇り高き精神も持っている。一方でプライドの高さゆえか自信過剰な面もあり、敵を侮って慢心して戦いに臨んで痛い目を見ることも多い。
名前の由来はフランスのミュージシャン「ミッシェル・ポルナレフ」。
第3部
当初はDIOを追う過程で妹の仇を討つことを目的として同行しており、インドで両右手の男、J・ガイルに出会った際は一行と離れて単独行動に走った。そのことが元でアヴドゥルを死に至らしめてしまい、後にアヴドゥルの生存を知るまでこの事実はポルナレフの心に重くのしかかり、それ以後単独行動は避けるようになった。
DIOの館ではアヴドゥル、イギーを失い、自身も重傷を負いながらもヴァニラ・アイスを倒し、その後承太郎と交戦状態のDIOを暗殺しようとするが失敗。反撃を受け戦闘不能となりながらもジョースター家以外で唯一の生き残りとなった。
第5部
第3部でのDIOとの戦いの後、承太郎とともに「弓」と「矢」を追い、イタリアのギャング「パッショーネ」にたどり着いた。しかしあまりにも完璧に構築された組織の前にあらゆる通信手段を封じられて孤立し、組織のボス・ディアボロの圧倒的な強さの前に敗北。一命は取り留めたものの右目と右腕、さらに両足を失うという重症を負い、再起不能となった。
その後農村の隠れ家にて隠遁生活を送っていたところ偶然「矢」に隠されたスタンドに関する秘密を知る。もはや戦えない自分の代わりにディアボロを倒せる者を探していたところ、ブチャラティチームと出会い、「矢」を託すためコロッセオにて落ち合う約束をする。
しかしディアボロに悟られてしまい、ブチャラティたちと落ち合う寸前でディアボロと再び出会い、再戦の後敗北。それでも最期の瞬間にシルバーチャリオッツをレクイエム化させ「矢」をディアボロの手に渡すことだけは防いだ。
その後はジョルノたちの元にいたカメと魂が入れ替わり、ジョルノたちをサポートする。ディアボロが倒された後は、「肉体は死亡したが精神(魂)は生きている」という幽霊となり、カメのスタンド内で生きつづけることになった。
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
運動能力は比較的高い方で、スタンドの射程が短いため本体もほぼ必ず戦闘に巻き込まれていたが、敵のスタンド攻撃を回避し、素早く動く敵を見極めて攻撃できるだけの力を持っていた。
10年にわたり鍛え上げられた熟練のスタンド技術を有しており、何度も危機的な状況に陥りながらもそれを乗り越える精神力と判断力を備えていた。
下品で慎重さに欠ける部分もあるが仲間思いで誇り高い人物。「憎めないやつ」という表現がこれほどしっくりくるキャラもなかなかいないだろう。
自身で物事を決断する力は持っていたがどこか抜けている部分が多いためかスベってしまうことも少なくなかった。第5部では年齢と経験を重ねたためか、欠けていた冷静さと慎重さが養われより深みのある人物となっている。
とっさの判断や機転は利くが考えるよりも先に行動に出るタイプで思考能力に欠ける。もっともこちらも第5部では改善されており、最もわかりやすい例として1人で情報を収集して分析を行い、「矢」の在り処を特定するに至っている。
プロフィール
- 1965年生まれ
- 血液型:AB型
- 身長:185cm(髪の毛込みで193cm)
- 体重:78kg
- 趣味:スポーツならなんでも
- 好きな映画:がんばれベアーズ
- 好きな色:ゴールド
- 好きな女の子のタイプ:その時の気分
- 瞳の色:ブルー
スタンド 銀の戦車(シルバーチャリオッツ)
中世の騎士のような甲冑を身に纏い、レイピアを持つ人型のスタンド。10年以上に渡り訓練された剣さばきは絶妙で、宙に投げた5枚のコインを一突きで串刺しにし、アヴドゥルの炎で火時計を作ってしまうほど。