潜水艦で紅海を北上してエジプトに向かっていたジョースター一行を襲ったスタンド使い。アヴドゥルにスタンド名だけでなく本体の名前やスタンド能力についても知られていた。承太郎が好みのタイプらしい。外見は撃破後ポルナレフが確認したが、歯が全部折れてグロテスクだったため詳しくは語らなかった。
潜水艦に穴を空けてスタンドを侵入させ、一行を襲うとともに潜水艦を浸水させて沈め、脱出した一行を海底に化けて待ち構えて飲み込んだ。そのままダイヤモンド並みの硬度の歯で承太郎を噛み潰そうとしたものの、スタープラチナのラッシュで歯を砕かれ、そのまま全ての歯をへし折られて敗北した。
スタンドの射程距離は長く、本体は一度もジョースター一向に接触することなく海岸上からスタンドを操っていた。名前の由来は、アメリカの女性歌手「ベット・ミドラー」。
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
本体が登場したのは敗北後、気絶していた1コマだけだったが細みの女性であり、腕に覚えがあったとは考えにくい。
本体は安全を確保した上でスタンドを化けさせるものが大量にあり、しかも脱出や逃亡が容易ではない潜水艦。しかも脱出しても海底はスタンドを化けさせることのできるものがたっぷりと、襲撃した場所も戦法も適切だった。計算違いだったのはダイヤをも砕くスタープラチナのパワーとスピードだった。
アヴドゥルの耳に様々な情報が届くほどのスタンド使いであり、実に周到で嫌らしい攻撃手段で一行を襲った。本体はほとんど登場しなかったがロクな人間ではないだろう。
悪女としてのカリスマ性はあったのかもしれないが、作中の情報からでは推察するのが難しい。
見事な方法でジョースター一行を追い詰めたスタンド使いだった。
スタンド 女教皇(ハイプリエステス)
鉱物やガラス、プラスチックといった物に変身する能力を持つ。複雑な機械類にも変身可能で作中では潜水艦の計器やドアノブ、水中銃、カミソリ、スキューバ用のレギュレーターと様々なものに変身して一行を撹乱した。頭部と両腕だけの像を持つ。