J・ガイル

J・ガイル

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦

カルカッタでホル・ホースと共にジョースター一行を襲ったスタンド使い。エンヤ婆の息子であり、ポルナレフにとって妹の仇である「両右手の男」でもある。頭が縦に長く半開きのまぶたに白目を覗かせる不気味な風貌の男で、己の欲望のためにか弱い女を弄ぶ卑劣漢。

両方の手が右手という特殊な骨格配置をしており、この特徴は母であるエンヤ婆(エンヤ・ガイル)も同様であることから遺伝によるものと思われる。性格は邪悪そのものだが、醜悪な見た目や両右手など身体的な特徴のせいで望まぬ人生を送ってきたのかもしれないと考えると同情の余地がないこともない。

カルカッタではホル・ホースとのコンビネーションプレイによりアヴドゥルを殺害。逃走したポルナレフと花京院をスタンドで追跡し、追い詰めたもののポルナレフに傷を負わされて悲鳴をあげてしまったことで自身へのに接近を許してしまう。その後も貧民達を利用してあがいたものの機転を利かせた花京院に追い詰められ、ポルナレフにとどめを刺された。

名前の由来は、アメリカのロックグループ「J・ガイルズ・バンド」。

能力チャート

  • 身体能力
  • 筋肉質ではあるが肉体派ではなさそうだ。とはいえポルナレフに切り傷を負わされた状態で自分以上に体格の良い貧民に傷を負わせるだけの体力と精神力を持っていた。

  • 戦闘技術
  • 鏡の世界と現実世界の両方から敵を追い詰めるホル・ホースとのコンビは相性抜群だったが、ポルナレフと花京院が逃げた際は1人で深追いしてしまい逆撃を受けた。追いつめられた際もポルナレフに完全な不意打ちを成功させたにもかからわず、急所を外してしまっている。

  • 人望
  • ホル・ホースに実力と相性の良さは認められていたが人格的に好かれてはいなかったようだ。J・ガイルが死亡した際もその無敵の能力が敗れたことに驚いてはいたが、憤りも惜しむ様子も見られなかった。

  • カリスマ性
  • 実力はあったが人を惹きつける魅力も理念も持ち合わせてはいなかった。

  • 頭脳
  • 暗殺者としての実力もスタンド能力に頼った部分が多く、勝算や戦術を考えることもなかった。犯罪の理由も快楽のためであり、理性的な面はあまり持ち合わせていなかった。

スタンド 吊られた男(ハングドマン)

鏡など光を反射する物体に潜伏する光のスタンド。包帯を纏ったミイラ男のような像を持ち、頭部左側は頭蓋骨に当たる部分が露出し機械のようなものが覗いている。

鏡の反射光の中に存在するため鏡の中に映っていても現実世界にはその姿はなく、鏡の中で誰かを攻撃するとそのダメージは現実のものとなる。

このエントリーをはてなブックマークに追加