1565年頃、王位継承を争った2人の女王のひとり、メアリー・スチュアートに仕えた忠実なる家来。30キロもの甲冑を身につけたまま5キロの湖を泳ぎきり敵を奇襲したとされる。ディオの手によってタルカスとともに屍生人(ゾンビ)となって甦った。
タルカスほどの巨漢ではないが筋骨隆々の逞しい肉体を持ち、髪の毛を第3の手として使用する「死髪舞剣(ダンス・マカブヘアー)」という技で相手を翻弄する。屍生人(ゾンビ)化によってさらにその能力は強化されており、髪はさらに自由自在に動かせるようになった。
エリザベス1世に騙されて死んでいったことにより現世への恨みを抱いていたものの、騎士としての誇りは失っておらず、実力を認めたジョナサンとの1対1の決闘の許可をディオに求めた。
戦いの末、ジョナサンの波紋によって高潔な人間の魂を取り戻し、自らの剣と「幸運(ラック)」と「勇気(プラック)」の言葉を託して二度目の死を迎えた。
ちなみにメアリー・スチュアートは歴史上実在する人物だが、その家来にブラフォードという人物がいたという記録は、ないッ!
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
髪の毛による攻撃が特徴的だがそれに頼っているわけではなく、基礎的な身体能力も高い。特に水中での身のこなしは超人的で、ジョナサンの波紋と同等のスピードで水上へ泳ぐこともできた。
パワーを好むタルカスに「しょせん技士にすぎぬ男」と中傷されながらも「尊敬はしていた」とも評されており、技術的な戦闘では右に出るもののいない強者であったことが伺える。
ソンビとなっていながらも主君への忠誠と騎士としての誇りは失われておらず、好感できる人物。
あくまでも主君に忠誠を誓った「騎士」であり、自ら人の上に立とうとするタイプではない。
フェアな戦闘を臨みながらも自身の能力と技で相手を圧倒する気高い精神の持ち主。そのため策略や謀略といったことには長けておらず、エリザベス1世に騙される可能性にも気付けなかった。
必殺技
死髪舞剣(ダンス・マカブヘアー)
髪の毛を操り第3の手として扱う。もともと物を掴む程度には操れたが、ゾンビ化したことで大幅にパワーアップし、伸縮自在で吸血も可能となった。