テレンス・T・ダービー

テレンス・T・ダービー

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦

Exactly(そのとおりでございます)

DIOの館の執事。ダニエル・J・ダービーの10歳年下の弟で、館に入ったジョースター一行を迎え、地下に引きずり込んでテレビゲームによる対決を仕掛けた。年齢21歳。国籍はU.S.A。額と鼻筋と顎に兄と同様の横線の模様がある。口癖は「Exactly(イグザクトリー)」。

紳士然とした態度でジョセフの質問攻めにも一つ一つ偽りなく答える丁寧な態度を取っており、答えられない質問にはウソをつくことなく「言えない」と答えている。1月5日生まれであることからレースゲームの車のナンバーや野球ゲームの投手の背番号に15を選んでいた。

兄同様、勝負で倒した相手の魂をコレクションおり、「兄のコレクションはコインなので眺めるだけだが、自分のコレクションは着せ替えたりお話したりできる」と喜々として話していた。その不気味さはジョセフに「兄キ以上のムカツキ加減」、花京院には「最低のサイコ野郎」と評されている。

承太郎たちに対しては兄の復讐という気持ちはなく「騙されて負けたほうが悪なのです」と切り捨てている。兄のことはそれなりに尊敬していたと話しているが、「イカサマやペテンで勝つ古いタイプ」と見下してもおり、勝負好きのダニエルから一度も勝負を挑まれなかったことなどから「兄は自分に絶対に敵わないことを知っていた」とも語っている。

ゲーム対決ではレースゲームで花京院を倒して魂を奪い、次に承太郎と野球ゲームで対決した。相手の心を読むスタンド能力とゲームの腕前で優位かに見えたが、ジョセフがハーミットパープルを使ってコントロールするというイカサマを見破れずに内心で負けを認めてしまい敗北。最後はオラオララッシュを食らって再起不能になった。

ダービー(弟)と表記されることもある。名前の由来はアーティストのサナンダ・マイトレイヤのかつての活動名「テレンス・トレント・ダービー」。

能力チャート

  • 身体能力
  • 暴力で攻撃するタイプの敵ではなかったが、15歳の時ガールフレンドにちょっかいを出されたことに怒り兄をボコボコにしている。勝負事だけでなくケンカもそれなりに強いようだ。

  • 戦闘技術
  • 格闘は専門外だが相手の心を読む能力でスタープラチナの攻撃を読んで回避している。ただし心を読むためには質問をする必要があり、本格的な格闘戦には向かない。

  • 人望
  • イカサマこそ使わなかったが、敗者の魂を弄び続けるおぞましい人形コレクションの趣味は兄以上に承太郎たちを嫌悪させた。

  • カリスマ性
  • ギャンブルを生きがいとしていた兄に対し、テレンスはDIOのためにのみ一行と戦っていた。DIOに仕えることに喜びを感じており自らの意志や信念のようなものはなかった。

  • 頭脳
  • 勝負内容はどちらかと言えば頭脳戦だったが、心が読める以外はゲームの操作が上手かっただけである。なまじ心が読めたために簡単なトリックに騙されてしまった。

スタンド アトゥム神

兄のオシリス神同様「賭け」に勝つことで相手の魂を奪う能力。さらに追加の能力で相手に質問をすることで「YES・NO」の二択で相手の心を読むことができる能力も持っている。

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