オインゴ |

負傷した花京院を医者に診せるためアスワンに向かっていたジョースター一行を襲ったスタンド使い、オインゴボインゴ兄弟の兄。弟であるボインゴの予知能力を頼りに変身能力を用いてその実行役を担う。つばの長いキャップと「OINGO」と自分の名前が書かれたTシャツが特徴。

最初はボインゴの予知にもとづきジョースター一行が訪れる喫茶店に先回りし毒の入った紅茶を飲ませたものの、イギーが他の客のケーキを食べたことで一行は口にまで含んだ毒入り紅茶を噴き出してしまい失敗。

次に一行の乗った車にオレンジに見せかけた爆弾を仕掛けることで、爆発で承太郎がリタイヤするという予知を実現させようとするが、オレンジ爆弾を仕掛けようとした際にジョセフとポルナレフに見つかり、慌てて承太郎に化けてしまう。

このままでは「承太郎に化けた自分」が爆発によってリタイヤしてしまうことに気付いたオインゴはなんとか車を脱出し、岩陰で変身を解こうとしたものの、変身を解く前にポルナレフが捨てたオレンジ爆弾を踏んでしまい爆発。最後まで存在を気づかれないまま敗北した。

そのうえ一行を追跡している際に大金を奪った男が仲間を引き連れて現れてリンチにされ、弟とともに病院送りとなった。

名前の由来はダニー・エルフマンが率いていたアメリカのバンド「オインゴ・ボインゴ」。

能力チャート

それなりに体格が良く筋肉質でもあったので一般人よりはいくらか強いのではないか。

能力も性格も暗殺向きであり真っ向からの戦闘は心得ていない。しかし予知の内容次第で速やかに毒を用意したり、予知に出た喫茶店を突き止めるなど実行力に優れていた。

弟のボインゴからは頼れる兄として信頼されていたが、自分たちに有利な予知であれば見知らぬ人間を殴って大金を奪うことも厭わない悪党であった。

ボインゴの予知を信じながらも予想外の展開が訪れると顔や態度に出てしまう間の抜けた人物であった。

ジョセフとポルナレフに見つかった際、慌てていたとはいえ承太郎に変身するという最悪の判断を下してしまった。結果それが敗北への決定打となった。

変身能力のスタンド。変身させるのは本体の姿であり、スタンドは本体と一体化しているため像は持たない。その精度は高く、身長も体重も匂いすたも自由に変化させることができ、髪の毛など体の一部を変化させることで帽子なども再現できる。