DIOの館を見張り、近づく者を始末していた番犬ならぬ番鳥の隼。アヴドゥルに頼まれてDIOの館を探し出した物乞いの男性とたまたま館に侵入してしまった大型犬2頭を殺害、次に偶然居合わせたイギーに狙いを定めた。イギーからは「鳥公」と呼ばれていた。
命令に忠実で館に近づく者は容赦なく殺害し、一度敵と定めた者はどこへ逃げようと殺すまで追跡し続ける。その執念深さはイギーに「殺戮追跡マシン」と例えられた。
イギーは無関係のアホな犬を装うことで一度攻撃対象から外れたものの、殺害された大型犬2頭を探していた飼い主の少年が館に近づいたためペット・ショップの攻撃対象となってしまい、彼を守るために戦う羽目になった。
鳥とは思えない知能と行動力を持ち、不利を悟って逃走したイギーをマンホールの中、川底、果ては地中まで掘り進んで追跡し攻撃し続けた。最後は氷のミサイルを発射寸前の嘴をイギーに噛み砕かれ、口内でミサイルが暴発して死亡した。
名前の由来はイギリスのバンド「ペット・ショップ・ボーイズ」。
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
数km先の虫をも確認できる目と最大降下速度300kmを誇るスピード、そしてそのスピードの中でも決して獲物を見失わない動体視力でどこまでも敵を追跡する。まともに戦えば人間の勝てる相手ではない。
氷のスタンドを見事に使いこなし、氷のミサイルから足元を凍らせての足止め、川底ではイギーの周囲の水を凍らせて押しつぶそうとするなど様々な攻撃方法を披露した。
鳥なので難しいが、仮に人間だったとしても異様なまでに命令に忠実な殺戮マシンのような性格はこれ以上ないほどに近寄りがたいだろう。
命令に忠実であればあるほど、それはすなわち誰かの下で才能を発揮するタイプであることを意味する。個人的(個鳥的?)な野心のようなものはなく求心力もなかった。
自らのスタンドや氷の性質、マンホールなどの人工物やその下の構造なども完全に理解しており知能水準や知識は人間と遜色がなかった。その知能は戦闘面でも活かされ、単に敵を追いかけるのではなく動きを止めたり、相手の考えを読んで先回りをしたりといった行動が見られた。
スタンド ホルス神
冷気と氷を自在に操るスタンド。翼竜の骨格のような像を持ち、背骨から生えた6本の腕から氷柱をミサイルのように発射する。他にも冷気を操り地面や周囲の水を凍らせるといった攻撃も可能。