『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに登場する、腰の極端なひねりや奇矯な手足の動きなどを加えた独特なポージングの総称。そのユニークなポーズはファンの間で高い人気を誇り、ジョジョ立ち教室なるものまで開かれ、某テレビ番組では「ジョジョ立ち学」として紹介されたほど。
作者の荒木飛呂彦先生がデビューした1980年代、『100m先からでも分かる』ほど特徴的な『北斗の拳』『リングにかけろ』『キャプテン翼』などの個性的な人気マンガがひしめいており、荒木先生も自身の独創性を模索していたという。
そんな中、25~26歳の時に取材旅行で行ったイタリアの彫刻芸術からヒントを得て作り上げられたのが『ジョジョ立ち』。
荒木先生いわく「なんかこう、全部ねじれているんですよね、ポーズが。」ということらしく、そういった螺旋とか曲線みたいなものを突き詰めていくことで「自分なりの絵」を描こうとして生まれたものだとか。
定義
『ジョジョ立ち』という言葉自体ファンの間でいつの間にか生まれた曖昧なもののため、どのポーズがジョジョ立ちでどのポーズがジョジョ立ちではないのか、といった定義も曖昧。
ファンの間で有名なジョジョ立ちの中にも「立ってない(座っている、寝転んでいる)」ものもある。しょこたんが尾てい骨を骨折したことで話題になったナランチャのポーズに至っては「空中にいる」状態のもの。
強いて定義するなら『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズに描かれているポーズは全て『ジョジョ立ち』と言っても差し支えないだろう。