ジョセフが第3部本編の3年前に知り合ったスタンド使いの友人。承太郎の元を訪れる際に連れてきており、悪霊を研究するために閉じこもっていた承太郎を牢屋から引っ張り出した。褐色で体格の良い大男で、首からは数珠のようなものを下げ、髪は何本もの短い柱のような形にまとめている。
真面目な性格で正義感も強いがその分頑固で短気なところがあり、ダニエル・J・ダービーとの戦いでは自らを「結構熱くなるタイプでギャンブルには向いていない」と承太郎の勝負に自らの魂を預けたこともあった。スタンドに関する知識が豊富で一行では参謀的な役回りを果たしている。
DIOとは承太郎と出会う4ヶ月前にカイロで出会い肉の芽を植えられそうになったが、ジョセフから事前にDIOのことを聞いていたため即座に逃げ出し難を逃れている。
旅の途中、インドでホル・ホースの銃弾に眉間を撃ち抜かれて死亡したと思われていたが、弾丸が頭蓋骨を滑って脳天を外れたことで一命を取り留めていた。しかし傷の療養が必要だったため一行と別行動を取り、後に紅海の小島にて合流した。その後は地中の敵に小便をかけるなど豪快でやや下品になっており、ポルナレフからも「性格が変わったんじゃないか?」と言われている。
DIOの館ではヴァニラ・アイスの奇襲を受けた際、ポルナレフとイギーを庇いクリームの亜空間に飲みこまれて死亡した。メインメンバーの1人にも関わらず時間にして一瞬、驚くほどあっけない最期だったが、ポルナレフによってヴァニラ・アイスが倒された後、イギーと共に天に昇っていく描写がなされている。
間違えられやすく誤植されたこともあったが正式には「アヴドゥル(avdol)」であり、「アブドゥル(abdul)」ではない。名前の由来はアメリカのアーティスト兼振付師の「ポーラ・アブドゥル」(こちらはア「ブ」ドゥル)。
ブ男
承太郎を牢屋から引きずり出そうとした際に言われた悪口。実際ブ男かと言えばそうでもないが、初登場時に描かれていたゴツい雰囲気を言い表す表現としてなかなかに的確だったためそのままアヴドゥルの愛称の1つとなってしまった。ジョジョでブ男といえばそう、彼、モハメド・アヴドゥルである。
能力チャート
- 身体能力
- 戦闘技術
- 人望
- カリスマ性
- 頭脳
かなり大柄で体格も良いがスタンドの性質上ある程度距離を取って戦うことが多く、目立った評価材料となるシーンはほとんどなかった。
敵の情報に詳しく自らのスタンドの扱いにも長けていたが、敵からも危険視されており、ホル・ホースとJ・ガイルのコンビやンドゥールなど、敵から最初に狙われることもあった。
真面目すぎる部分がポルナレフと相性の悪い部分でもあったが、そのポルナレフにも仲間として好かれており、他のメンバーからも慕われていた。
マヌケな描写もあったが自身の確固とした正義感に基いて行動することができる人物であり、率先してチームを引っ張ることもあった。
本人は短気と自身を評価しているが正気を失うほど怒ったことはなく、冷静に物事を判断する能力に長けていた。基本に忠実な反面、機転や奇策が打てるタイプではなく、そういった意味ではジョセフとは対照的である。
プロフィール
- エジプト・カイロ生まれ
- 星座:牡羊座
- 血液型:AB型
- 身長:188cm
- 体重:90kg
- 傷アト:額にホル・ホースから受けた銃弾の傷がある
- 職業:占星術師
- 好きな色:オレンジ
- 好きな食べ物:寿司
- 好きな映画:ミッドナイト・ラン
- 趣味:古書集め
対戦成績
勝敗 | 対戦相手 |
---|---|
△ | 空条承太郎 |
○ | ジャン=ピエール・ポルナレフ |
● | フォーエバー |
● | ホル・ホース&J・ガイル |
○ | カメオ |
● | ンドゥール |
○ | マライア |
● | ヴァニラ・アイス |
スタンド 魔術師の赤(マジシャンズレッド)
炎を自在に操る能力を持つスタンド。単純な格闘能力も高いが、なんといってもその恐ろしさは鉄をも溶かすほどの高温の炎。鳥の頭部を持った人型の像(ヴィジョン)を持つ。