花京院典明のセリフ。花京院が女医に取り憑かせたハイエロファント・グリーンを承太郎は引きずり出して攻撃することに成功したが、引きずり出されて怒ったハイエロファントは女医の体内を出る時喉を傷つける。花京院はその責任を全て承太郎に転嫁した。
花京院がまだ肉の芽でDIOに操られ、承太郎の命を狙って襲撃した時の出来事。第三者である女医を傷つけずに襲撃者である花京院を攻撃したい承太郎は女医にキスをし、体内に潜り込んでいたハイエロファントを吸い出したのだった。
しかし吸い出されたハイエロファントは怒って体外に出る時女医を傷つける。ハイエロファントの攻撃を受けてボロボロの承太郎に追い打ちをかけるかのように、花京院は女医の怪我をも承太郎の責任だと言うのだった。「最初から大人しく殺されていればこの女医は無傷で済んだ」と。
自分で傷つけておいてとんだ言い草である。まさに「悪」とは何かが集約された一言ではないだろうか。
このセリフの面白いところは何度も繰り返しすぎてまるで子供が「お前のせいだー」と駄々をこねているように聞こえてしまうところ。一言二言言うだけならばいかにも悪役らしいありきたりなセリフに聞こえるが、4回も繰り返すとかえって幼稚に聞こえてしまう。
結果、悪役の悪役らしいセリフでクスッときてしまう。このあたりがジョジョ語録の面白いところであり、言葉の興味深いところではないだろうか。
日常での使い方
お前が悪いのだ◯◯ お前の責任だ これは◯◯…お前のせいだ おまえがやったのだ
誰かに責任をなすりつけたい時に。もっとも前述の通りだだをこねているように聞こえてしまうため、本気で責任転嫁したいときではなく、あくまでもネタとして使おう。
長いセリフだが真骨頂は「お前のせいだ」ということを「言葉を変えて何度も繰り返す」ことにあるので一字一句覚える必要はない。「お前が悪いのだ◯◯ お前の責任だ」くらいまで覚えておけばあとはアドリブでもジョジョファンは反応してくれるだろう。
加えて「お前が大人しく◯◯していれば…」と言えるとベスト。その際のセリフは理不尽であればあるほど良い。
使用例
- 要求が受け入れられなかったため人質の女医を傷つけた時に
- 誰かの足を踏んでしまった時に → 「お前が悪いのだ お前の責任だ お前がそんなところに足を置いていなければ…」