銀の戦車（シルバーチャリオッツ） |

「侵略と勝利」を意味するタロット・大アルカナ7番目のカード「戦車」に暗示されるスタンド。全身を甲冑に包まれ手にはレイピアを携えた人型のスタンド。デフォルトで鎧と武器を所持している珍しいスタンドで、本体のスピードはもちろんおよそ10年に渡り訓練されたその剣さばきは絶妙。

鎧とレイピアもスタンドではあるが付属品のような扱いで、破壊されてもダメージはなく、自ら取り外すこともできる。

甲冑を取り外すと防御力は落ちるがさらにスピードが増し、残像を発生させるほど高速で動けるようになる。レイピアは刀身を発射して飛び道具とすることができるが、1本しかないため発射すると武器がなくなってしまうハイリスクな切り札となっている。

スタンドデータ

基本的な攻撃方法はレイピアによる刺突と斬撃のみ。切れ味は抜群で人間やスタンドへのダメージはもちろん、空気中を切り裂いて溝を作り炎すらも切断することができる。

スタープラチナのようなラッシュ攻撃も可能で、その剣速は軌道を読んでいたとはいえ光の速度で移動するJ・ガイルのスタンドをも切り裂くほど。

近距離パワー型のスタンドでポルナレフの傍らに現れて戦う。ポルナレフ自身が周囲の状況を把握して戦うため、ポルナレフの目の届かないところではまともに戦えない。

かなり高い。このあたりも10年間の訓練の賜物なのだろうか。

訓練された剣さばきは超一流であり、宙に投げた5枚のコインを一突きで串刺しにし、アヴドゥルのマジシャンズレッドが放った炎を自在にコントロールして火時計を作ってしまうほど。

全体的な性能は高い方だがさらなる成長余地を残しているようだ。スタンドの性質からいって精密動作性あたりが伸び余地として残っているのだろうか。

スタンド能力を発現させる「矢」でチャリオッツを貫いたことにより進化した姿。ディアボロに「矢」を奪われることを防ぐためやむなくチャリオッツを貫いたところ進化したものの、すでに再起不能となっていたポルナレフでは制御することができず、暴走状態に陥ってしまった。

外見は従来のチャリオッツから変化し、特徴的な形の帽子を被った真っ黒な人型の像となっている。