東方 仗助(ひがしかた じょうすけ)

東方仗助はジョジョの奇妙な冒険第4部「ダイヤモンドは砕けない」の主人公。第2部の主人公ジョセフ・ジョースター、母は日本人女性・東方朋子であり、イギリス人と日本人のハーフ。日本の杜王町に住む高校生で、典型的なリーゼントパーマがトレードマークの高校生。

ジョセフが65歳の頃、当時大学生だった東方朋子との間に生まれた隠し子だが、ジョセフ自身、朋子の妊娠も仗助の存在も長らく知らなかった。ジョセフが年老いて遺産を分配する時のために調査をしたことで仗助の存在を知り、仗助から見て叔父にあたる承太郎がそのことを伝えに来たことから第4部は始まる。

容姿はジョースター家の血を濃く受け継いでおり、イケメン・高身長・筋肉質。髪型は連載当時ですら時代錯誤なリーゼントだが、これには理由があり、髪型を貶されると激怒する。しかもものすごく過敏で、貶されたと認識するハードルが極めて低い。

承太郎と同じく女子生徒からの人気が高く非常にモテるが、仗助は特に反応を示しておらず、どう思っているのかは不明。

普段は物腰も柔らかく、少々間抜けでお調子者と頼りなくも見えるが、窮地に立たされると情熱を燃やし敵に立ち向かう姿勢からはジョースター家の黄金の精神を受け継いでいることがよくわかる。口癖は「グレート」。

第1部~第3部までの主人公はいずれも姓と名から1文字ずつとって「ジョジョ」だったが、仗助の場合は下の名前の仗(ジョウ)+助を音読みにしたジョを合わせてジョウジョ→「ジョジョ」。なおこのタイプのジョジョ呼びは第8部で全く同じ読みの主人公が出てくるまで他にない。

能力チャート

  • 身体能力
  • 大柄で体格に恵まれているが特に修行や訓練は積んでおらず、承太郎ほど危険なケンカを繰り返していた様子もない。一応「不良の高校生」と紹介されてはいるものの、髪型に触れたときのブチギレを除けば素行もかなり良い方である。

  • 戦闘技術
  • 戦闘に関しては父・ジョセフを思わせる頭の回転と機転を持ち、見かけによらず高度な心理戦や頭脳戦を得意とする。また、スタンド能力も『ケガや物を直す』と一見戦闘に不向きに見えるが、うまく応用することで戦闘に活かしている。

  • 人望
  • 風貌がいかにも不良なので近づきがたいが、少し接するだけで誠実かつ心優しい青年だとわかる。家族思い、仲間思いでもあり、感情豊かな性格は虹村億泰をはじめ多くの仲間たちを引き付けた。

  • カリスマ性
  • 自分を襲った億泰が形兆の攻撃の巻き添えになりそうだったところを自分の身を省みず助け、億泰の心を揺るがすなど人を惹きつける力はある。しかし承太郎と行動を共にする際は「無敵の『スタープラチナ』でなんとかしてくださいよォーーーーーッ!!」と情けなくすがるなど、まだまだ未成熟なところも目立つ。

  • 頭脳
  • ジョセフの息子らしく駆け引きを得意とし、機転も利くが、直情的ですぐに視野がせまくなるなど年齢相応な部分も目立つ。このあたりは幽霊や爬虫類など苦手なものが多いところも含めて、冷静・博識・豪胆と超人的なスーパー高校生だった承太郎と対照的になっている。

プロフィール

  • 生年:1983年
  • 星座:ふたご座
  • 出生地:日本
  • 身長:185cm(後に180cmに変更)
  • 血液型:B型
  • 職業:高校生
  • 家族:父:ジョセフ・ジョースター(79歳) 母:東方朋子(36歳) 祖父:東方良平(55歳)
  • 趣味:TVゲーム、パチンコ(お得意様)、「プリンス」のCDをきくこと
  • 口癖:「ドララーッ」「グレート」「~っス」
  • 性格:温厚(ただし髪型に触れるとキレる)
  • 病歴:1987年、4歳の頃原因不明の発熱で死にかける(スタンド能力の暴走覚醒であり、この後スタンド能力に目覚めている。)

スタンド クレイジー・ダイヤモンド

「壊れたものを直す、ケガ人を治す」能力を持つ近距離パワータイプの人間型スタンド。「直す、治す」といっても様々な応用が可能で、「地面を壊して直し壁にする」「岩と人間を砕いて直し融合・一体化させる」など思いもよらぬ使い方も可能。

また、スタンド本体のパワーと精密さも高く、殴るスピードは仗助本人曰く時速300km、地面や岩を軽々しく砕く、至近距離から撃たれた銃弾を掴む、といった能力も持ち合わせており、単に直すスタンドではなく、「破壊して直す」スタンドゆえの使い方が数多く披露されている。

ちなみに仗助自身の傷を治すことはできず、クレイジー・ダイヤモンドと距離が離れ過ぎているもの、病気、そして失われた生命も治すことはできない。

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