タロット大アルカナ2番目のカード「女教皇」に暗示されるスタンド。頭部と両腕だけのスタンドで鉱物やガラス、プラスチック、機械類などに変身する能力を持ち、これらでできた物であれば複雑な機械類にも変身することが可能。魚のような生物や海水、水泡といったものには変身できない。
アヴドゥルがスタンドの暗示だけでなく本体の名前、スタンドの詳細な能力、射程距離まで知っていた珍しいスタンドであり、それだけその世界では有名なスタンドであったことが伺える。
スタンドデータ
- 破壊力 C
- スピード B
- 射程距離 A
- 持続力 A
- 精密動作性 D
- 成長性 D
上述の変身能力で潜伏し、標的が近づいたところを鋭い爪で攻撃する。爪の切れ味はジョセフの義手を軽々と切断するほどであり、歯はダイヤモンド並みの硬度を誇る。
スタープラチナほどのスピードはないが上述の変身能力で奇襲してくるため捉えるのは困難だった。一度捕まった際はカミソリに化けて難を逃れている。
海岸上から潜水艦を攻撃できるほどの射程を持ち、本体に近づけば近づくほどパワーが増す。潜水艦を脱出したジョースターたちが本体であるミドラーから7メートルほどの距離に近づいた際は4人を丸呑みできるほどの大きさとなった。
一行が潜水艦で航行している間から海岸近くに辿り着くまで間断なく攻撃してきた。
一度花京院の不意を突いたが決定打にはならなかった。アヴドゥルとポルナレフにも接触しているがこれはスタープラチナやハイエロファントグリーン、ハーミットパープルといったスタンド能力によって防がれている。
成長するとさらにパワーが増すのだろうか。仮に変身できる対象が増えるとしたらますます厄介なスタンドになりそうだ。