タロット大アルカナ9番目のカード「隠者」に暗示されるスタンド。能力は念写で写真やテレビなどに任意のものを映し出すことができる能力。棘付きのイバラの像には一応の殺傷能力があり、触手のように操作して相手を縛り上げるなどの攻撃が可能。
登場当初はポラロイドカメラを叩きつけることで写真に物を念写する能力であり、念写の度にカメラを壊さなければならないというひどく使い勝手の悪いスタンドだった。しかし物語が進むにつれスタンドを接触させるだけでテレビや地面の砂などへの念写も可能となっていった。
また、機械類への干渉が可能でテレンス・T・ダービーとの戦いでは使用するゲーム機にイカサマが仕掛けられていないかをチェックするといった使い方もされた。
スタンド使いであると同時に波紋使いであるジョセフ特有の使い道として、自身の体に纏った隠者の紫(ハーミットパープル)に波紋を流し、DIOからの攻撃を防御する鎧としたこともあった。
スタンドデータ
- 破壊力 D
- スピード C
- 射程距離 D
- 持続力 A
- 精密動作性 D
- 成長性 E
イバラによる一応の攻撃が可能なためかDとなっている。女帝(エンプレス)との戦いでは敵のスタンドと真っ向から戦うほどの能力はなかったが、コールタールで固めた相手を縛り付け、引っ張ることで倒すという攻撃も見せた。
おそらくイバラを伸ばすスピードだろう。たしかにそれほど遅いと思わせるような描写はなかった。
ある程度は伸縮自在だがせいぜい自分の手より数メートル長い程度だろう。
直接的なパワーが弱いスタンドの例に漏れず持続力は高い。
そもそも戦闘向きのスタンドではなく、スタンドによる直接的な攻撃やスピードアクションは見られなかった。
スタンド能力に目覚めたのは第3部開始時くらいだったはずで扱いにはさほどなれていないはずだが、本体の年齢のためか成長余地はあまり残っていないようだ。第4部でも一応使えはするようだったが特に新しい能力が増えたり、精度が上昇することはなかった。