エジプト9栄神の3番目、大地の神「ゲブ」に暗示されるスタンド。暗示は大地だが能力、像とも水のスタンドであり、標的の気管に入って窒息させるといった攻撃方法の他に、移動スピードを活かして水圧のカッターや銃弾のようになって攻撃する方法がある。
本体は9栄神で最初にジョースター一行を襲ったンドゥール。盲目であるため音によって物や相手の位置を把握して攻撃しており、音が少なくゲブ神を砂に染み込ませ隠れることができるという店で砂漠はまさに絶好の土俵であったといえる。
水のスタンドということで4部のアクアネックレスと比べられるが、水分子であれば水蒸気にまでなることができる自由度の高さを持つアクアネックレスに対し、液体の水に限られるが射程距離が長く殺傷能力に長けるゲブ神といったところだろうか。
スタンドデータ
- 破壊力 C
- スピード B
- 射程距離 A
- 持続力 B
- 精密動作性 D
- 成長性 D
手のような形状に変化し敵を切り裂く爪は非常に強力で、アヴドゥルは一時戦闘不能になり、花京院に至っては目を負傷し失明こそしなかったものの入院が必要となった。
スタープラチナには及ばないものの、どこから攻撃してくるかわからなければ防げないほどのスピードを誇る。
およそ4kmも先から一行を攻撃した。そのため当初は敵本体を発見することができず、イギーの嗅覚と愚者(ザ・フール)の滑空能力でようやく本体に接近することができた。
遠距離から攻撃可能なうえ持続力も高いため長時間一方的に攻撃し相手を疲弊させることも可能。
スタンド自体の評価なのか本体込みの評価なのか不明だが、少なくとも本体が聴力に頼って攻撃していたため正確性を欠いたり攻撃を誘導されたことがあった。
ンドゥールは子供の頃から能力に目覚めていたらしく、スタンドの扱いや音で攻撃対象の位置や動きを把握することに長けていた。これ以上は音だけではどうしようもない部分もあるのだろう。