チュミミ~~~ン
タロット大アルカナ3番目のカード「女帝」に暗示されるスタンド。ポルナレフに飛びついてホル・ホースを逃した女性、ネーナのスタンド能力で、本体の血を付着させた相手に人面瘡となって取り付き、食べ物を摂取して成長し対象を攻撃する能力。言葉を話すことができる。口癖は「チュミミ~ン」。
取り付いた人間の肉と同化しているためスタンド使いでない人間にも見ることができ、声を聞くこともできる。この「声」がなかなかに厄介で、「エンプレス」を切除しようとした医師殺害の罪をジョセフになすりつけ、ジョセフを追っていた警察官に居場所を知らせるなど、ジョセフを休ませず、仲間と合流することも阻害した。
メスを歯で受け止める、ジョセフの義手をラッシュで破壊するなどパワーは強力で、ジョセフの頭部ほどの大きさに成長した後クギで頸動脈をかっ切ろうとしたが、コールタールで固められ、ハーミット・パープルのイバラで縛られた後、引き剥がされてバラバラになった。
スタンドデータ
- 破壊力 C
- スピード E
- 射程距離 A
- 持続力 A
- 精密動作性 D
- 成長性 D
かなりのパワーを有していたがあまり評価は高くないようだ。単純なパワーが強力なのではなく、腕にくっついている関係上ジョセフからすれば力の入りにくい角度だったということだろうか。
本体の肉と同化し、腕から上半身が生えているような状態だったためほとんど移動することはできなかった。
本体はポルナレフを引きつけ、町中を走り回るジョセフと合流させないようにしていた。ジョセフにスタンドを付着させた後ジョースター一行に付いてきたところを見ると、さすがに町単位で離れることはできないようだ。
付着させてから相手にダメージを与えうるレベルまで成長するのに時間がかかるだけあって、一度取り付いたら時間による消滅は期待できないようだ。
本体から自立したタイプのスタンドのためかなりの部分がオートマティックなのだろう。
相手に取り付いて成長するタイプのスタンドだが、スタンド能力自体の成長余地はあまり残されていないのだろうか。