「呪いに振り回され精神状態の悪化」「不吉なる墜落の道」を意味するタロット大アルカナ15番目のカード『悪魔』のカードに暗示されるスタンド。シンガポールのホテルでポルナレフを襲った呪いのデーボのスタンドで、人形に憑依して相手を攻撃する。
そのエネルギー源は相手への恨みのパワーで相手を恨めば恨むほど強くなる。能力発動後は人形に憑依して相手を攻撃するが人形そのものの攻撃能力はさほどないのか、カミソリや割れた瓶など物理的な道具を使って敵本体やスタンドを攻撃していた。
スタンドデータ
- 破壊力 D
- スピード D
- 射程距離 A
- 持続力 B
- 精密動作性 D
- 成長性 B
やはり人形そのものの力は強くないのだろう。ポルナレフに対するトドメの攻撃も漏電したドライヤーと床にぶち撒けた液体によって感電死させようというものだった。
こちらの姿が見えないポルナレフが闇雲に振り回す剣には当たらなかったが、これは回避性能というより人形の小ささと、何より本体の目の届かない状態での戦いに持ち込んだデーボの戦術の功績といえる。
部屋から離れたトイレからスタンドを操作していた。その気になればホテル外からの操作も可能だったかもしれないが、最初に負わされた傷のダメージやこの後ほかのメンバーを攻撃することを考えれば遠くへ行くメリットはなかったのだろう。
持続力が問題になることはあまりないがなかなかの高評価。相手への恨みが残っている限り持続できるとかそういったものなのだろうか。
遠隔操作のためか精密な動作は苦手。チャリオッツの妨害もあったがベッドの下にいるポルナレフという大きな的に対し効果的な攻撃ができていなかった。
相手を恨めば恨むほど強くなる、という点がこの高評価に繋がったのだろうか。いずれにせよ毎度強さが変化する稀有なスタンドである。