シーザー・アントニオ・ツェペリ

シーザー・アントニオ・ツェペリ

出典:ジョジョの奇妙な冒険 荒木飛呂彦

メキシコドイツ軍基地でのサンタナとの戦いの後、シュトロハイムの遺言に従いジョセフとスピードワゴンが会いに行った波紋使い。第1部に登場したウィル・A・ツェペリの孫で、キザでとっつきにくいが一族や友人を大切に思い、そのことに誇りを持っている、イタリア人らしい性格の男。

ジョセフと出会った当初はキザなナンパ男で、見せつけるようにガールフレンドとイチャイチャしていたことからジョセフの反感を買い、シーザーの方もジョセフの軽い性格や祖父ジョナサンのことを全く知らなかった点が気に入らず、その仲は最悪だった。

しかし柱の男が目覚めた直後のワムウとの戦いでジョセフが囮となってスピードワゴンとシーザーを助けようとしたことに感動し、ジョセフとともに強くなることを決意。リサリサの下での修行を経て無二の親友となった。

過去と一族への思い

母親は幼い頃に亡くなっており、少年時代は尊敬する父・マリオと兄弟たちとともに幸せに暮らしていたが、ある日マリオが家族も仕事も捨てて失踪してしまったことから父を憎み、性格が荒れて放浪するようになった。

その後ケンカであっさり孤児院へと収容されるも脱走。ローマの貧民街で大人のヤクザも恐れるゴロツキとなり、犯罪に明け暮れる青春を送った。

16歳の時、ローマでマリオを見かけたシーザーは彼を追跡して地下遺跡へと足を踏み入れ、「柱の男」の罠にかかってしまうがマリオに助けられ、代わりにマリオが捕食されてしまう。

この時シーザーはマリオが自分や家族を捨てたのではなく、「柱の男」や吸血鬼との戦いに巻き込まないために無言で去ったことを知り、祖父と父の遺志を継ぐことを決意。同時に赤の他人(この時マリオはシーザーを自分の息子だと気づかなかった)を命をかけて助けようとしたマリオの気高い精神はシーザーへと受け継がれた。

能力チャート

  • 身体能力
  • ジョセフとともにリサリサの下での修行を終え、波紋の先輩であるメッシーナを追い越すほどの実力を身に着けた。その後の戦いではワムウを倒すことこそできなかったものの、ギリギリまで追い詰めた。

  • 戦闘技術
  • 衣服に仕込んである特殊石鹸水で作り出すシャボン玉を使った攻撃を得意とする。その技の豊富さと精度はジョセフに「主人公は自分なのに必殺技がない」と嫉妬の念を抱かせるほど。

  • 人望
  • 女性からは非常にモテるが、女と見ればかまわずにはいられない、あの性格を知ればたいていの男はドン引きしてしまうだろう。内面的には良いところもたくさんあるのだが…。

  • カリスマ性
  • 集団のまとめ役としての力量はイマイチ。自分の意志はハッキリと言えるのだが、子供っぽく自分勝手な感が強すぎる。

  • 頭脳
  • 理屈よりも感情で動くうえ、直情的で短気なため理性的な判断能力にも欠ける。

プロフィール

  • 生年月日:1918年5月13日
  • 血液型:A型
  • 身長:186cm
  • 体重:90kg
  • 出身地:イタリア・ジェノヴァ
  • 宗教:カトリック
  • 好きな食べ物:ビーフ・ストロガノフ
  • 好きな色:オレンジ
  • 好きな花:ひまわり
  • 趣味:ライター集め
  • 特技:ダーツゲーム
  • きらいなもの:ダサイやつ、いいかげんなヤツ、リンゴの皮をむく音、虫
  • ガールフレンド:いっぱい
  • 将来の夢:明るい家庭を持つこと

必殺技

シャボンランチャー

衣服に仕込んである石鹸水で作ったシャボン玉に波紋を込めて発射する技。接近戦を得意とする人物が多い波紋使いの中で数少ない射程技を持つ人物。

シャボンカッター

波紋を込めたシャボン玉を高速回転させて円盤状にして発射する。祖父ウィル・A・ツェペリの技・波紋カッターを参考にした技。

シャボンレンズ

発射したシャボンカッターを対空させ、レンズとして太陽光を屈折させて相手に照射する技。

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