エジプト9栄神の8番目、冥界の神「アヌビス」に暗示されるスタンド。刀のスタンドであり、本体は500年前この刀を作った刀鍛冶キャラバン・サライで、すでに死亡している。自我を持った自立型のスタンドであり、刀を鞘から抜いた者、または刀身に触れたものを操り一行を襲った。
博物館の倉庫に保管されていたところをDIOに持ち出され、その強さに忠誠を誓った。
能力は2つあり、1つは斬りつけた物体を斬るかどうか選択することができ、標的との間に障害物がある場合はそれをすり抜けて攻撃することができる。もう1つは戦った相手の攻撃を学習し、以後完全に見切ることができるようになるというもの。
最初は牛飼いの青年チャカを操りポルナレフを襲ったが返り討ちに遭う。その後床屋の店主カーンを操ったがこの時すでにポルナレフの攻撃パターンは全て学習しておりポルナレフを追い詰めたが、承太郎のスタープラチナに白刃取りされ、刀身を折られた。
しかし騒動を聞いて駆けつけた警官が刀を押収しようとし、それを止めたポルナレフが操られシルバーチャリオッツとの二刀流を披露し承太郎を追い詰める。が、スタープラチナのラッシュによって粉々に砕かれた。
切っ先だけになりながらも今度は通りがかった少年を操り、背後から刀身を投げて攻撃小としたが、偶然その場にいたイギーにつまづいて手元が狂い、明後日の方向に飛んでいった挙句ナイルの川底に沈んだ。
スタンドデータ
- 破壊力 B
- スピード B
- 射程距離 E
- 持続力 A
- 精密動作性 E
- 成長性 C
相手との間の障害物を通り抜けて攻撃できる以外は単なる三日月刀だったが、ポルナレフや承太郎と戦う中でそのパワーを学習してパワーアップしていった。
最初はスタープラチナのスピードについていけなかったが、学習の結果スタープラチナをも凌駕した。承太郎をして「今までであったスタンドの中で最も速いスピードだ」と言わしめたほど。
刀そのもののスタンドのため射程は刀の長さ分だけ。ただし最後に刀身を投げる攻撃を仕掛けており、これを含めると射程はそれなりに長くなりそうだ。
刀として実体化しているスタンドのため半永久的に持続する。ただしあくまで刀のため水に浸かっていると2~3日で錆びてしまう。
精密動作はニガテなようだ。持ち主を操りスタンドの意志で動くため一定のラグが生じるのかもしれない。
戦えば戦うほど相手のパワーやスピード、動きのパターンなど全てを学習して強化されていく。承太郎も最後の全身全霊のラッシュを覚えられないうちに倒せてよかったと語っており、倒すのが少し遅れれば手遅れになりかねなかった。